がんばれ!温泉旅館 HONJIN[応援団:田中さん]

23/04/02

只今、クラウドファンディングに挑戦中の大分県日田市天ヶ瀬にある温泉旅館HONJINさん。愛犬と過ごす「川の駅」をコンセプトに、豪雨災害からの復興を目指して一致団結頑張っています!プロジェクトメンバーから応援メッセージをいただきましたので、こちらからもご紹介します。

応援団3人目として登場いただくのは、家具や照明などのスタイリングを担当された田中さんです。


応援団1:バッドボーイズ 清人さん
応援団2:relier 池上さん
応援団3:Acht 田中さん
応援団4:カジワラブランディング 梶原さん
応援団5:建築設備設計士 島津さん


-家具・インテリアのコンセプトを教えていただけますか?

田中さん:建築がコンクリートの空間なので、家具に関しては鉄素材を使わずに木製だけで構成しようと思っていました。HONJINさん本来がもたれている柔らかさとかウエルカムさを家具で表現できればと思って。

-家具選びはどのタイミングからスタートされたのですか?

田中さん:最初のCGパースができた段階で中尾くんと打合せしながら、こういうのはどう?って感じで決めていきました。

-そのときはどんな話を?

田中さん:もともとHONJINさんが盲導犬をきっかけに「愛犬と一緒に泊まれる旅館」をされていたという話を聞いてて。設計コンセプトの段階から愛犬OKというのは、めずらしいですよね。ペットと一緒に泊まれる旅館やホテルっていくつかありますが、だいたいほとんどが後付けのサービスというか、客室が埋まらないから愛犬OKみたいなところが多いなかで、今回は、はじめからブランディング担当として梶原さんが参加されていたり、ワンちゃん目線で設計されていたり。

僕も犬を飼ってて、そういう旅館に泊まることもありますが、でも、かっこいい建築とか内装とかってあんまりないんですよね。泊まりたくても選択肢がなくて。今回はコンセプトの中に「愛犬」がちゃんと入ってて、人も犬も楽しめるところからスタートしているのが、いいなと思います。

-「犬と一緒」だからといって、機能性に寄りすぎていないところもコンセプトを大事にされてるなと思いました。機能のことを考えすぎちゃうと空間性がどうしても落ちていっちゃうのかなと…。

田中さん:機能を重視しすぎちゃうと、どうしてもそうなっちゃいますよね。

-でも、きっとこの空間に惹かれて泊まりに来てくださるお客さまは、空間を楽しみながら家具やインテリアに対しても丁寧な振る舞いをしてくださる方が多いような気がします。

田中さん:そうですね、たぶんそうだと思います。

-「柔らかさ」の要素として、家具のデザインにもポイントがありますか?

田中さん:直線だけじゃなくて、曲線もあるデザインを選んでいます。直線だけになっちゃうと、やっぱりちょっと冷たい印象になっちゃうので。

-なるほど…

田中さん:なので、テーブルも椅子も、曲線があるものを選びました。あとは、木の色合いもあると思います。基本的には素地を選んでいるから、木なんだけれども重くなりすぎないように。

-照明もまた素敵でした。曲線で柔らかさもあるんだけど、しっかり存在感があるというか…

田中さん:そうですね。ただ単に「オシャレ」にはならないように、この空間に溶け込むものを選んでいます。

-では、最後に応援してくださっている方に向けてメッセージをお願いします。

田中さん:大庭さんが「自分のところだけで盛り上がるのではなくて、この場所を〈川の駅〉としてみんなで集まって派生してくような、そして、みんなで再興して盛り上がりの火を灯してけるような拠点にしたい」とおっしゃっていたのが、すばらしいなぁと思います。そういう場所が、ここに一つできたことによって、同じようにいろんな旅館がまたできはじめるかもしれないし、飲食店が増えていくかもしれない。川沿いの街が発展していけば、きっと、何十年・何百年とつづく場所になると思います。災害直後から考えると今回の改装は大きな挑戦だったと思いますが、ちゃんと受け入れて、ここまでやってこられて、ほんとすごいなぁと。応援ぜひよろしくお願いします!


◉クラウドファンディングサイト
天ヶ瀬に、愛犬と過ごす「川の駅」温泉旅館 HONJIN をつくります!


応援期間:2023年3月7日(火)- 4月20日(木)
目標金額:530万円