只今、クラウドファンディングに挑戦中の大分県日田市天ヶ瀬にある温泉旅館HONJINさん。愛犬と過ごす「川の駅」をコンセプトに、豪雨災害からの復興を目指して一致団結頑張っています!プロジェクトメンバーから応援メッセージをいただきましたので、こちらからもご紹介します。
応援団5人目として登場いただくのは、今回、建築設備設計を担当していただいた島津さんです。
応援団1:バッドボーイズ 清人さん
応援団2:relier 池上さん
応援団3:Acht 田中さん
応援団4:カジワラブランディング 梶原さん
応援団5:建築設備設計士 島津さん
-天ヶ瀬にはじめて来られたときの印象はいかがでしたか?
島津さん:はじめてこの場所を訪ねたときは、豪雨災害の痕跡がまだ垣間見える状況だったから、あのときは改めて天災の怖さを実感したね。
-2年越しのプロジェクトになりましたが、ずいぶん変わりましたね。
島津さん:打ちっぱなしの空間が魅力的な、かっこいい旅館になったんじゃないかなぁ。周りを見ても同じような建物はないし、HONJINさんならではの旅館ができたよね。
-「温泉旅館」としても、めずらしいのではないでしょうか?
島津さん:今までいろいろとね、全国津々浦々いろんな温泉旅館の設計に携わってきたけど、HONJINさんのような「打ちっぱなしの空間」は、あんまりなかった。
-設備の設計面で工夫されたことはありますか?
島津さん:温泉というのは水道水とちがって「温泉成分」があるから、いつしかそれらが詰まっちゃって、配管を取り替えないといけない時期が必ずやってくる。そのときちゃんと対応できるように、今回はあえて配管を外に露出させてるんだけど、ただ、それが意匠的に違和感が出ないように、配管や雨樋を外壁の色と合わせてるから、いい感じに馴染んでいるでしょう?
-そういわれてみれば、特に気にならなかったです。
-内部空間もコンクリートなので冷んやりするかと思いきや、床暖房が入っていてびっくりしました!
島津さん:そうそう。本当は全面やろうと思ってたんだけど、予算の兼ね合いで主要なところだけ。冬は寒いと聞いていたから、限られた予算の中でもできるだけ建物を温められるように。「埋設式床暖房」っていう、チューブ状の配管をコンクリートに埋め込んじゃう仕組みだね。床全面ではなく一部だけしか床暖暖房は入っていないんだけど、もともとコンクリートが持っている「蓄熱」の特性を活かして、熱がだんだんと建物全体に伝わるようになってるから、効率もいい。
-今回、RC(鉄筋コンクリート)造を採用している理由は「構造的に強いから」というだけでなく、設備面からも利点があるのですね。床が温かいので、素足で歩きたくなっちゃいます。
島津さん:ね、素足でも歩けるような温かさだよね。
-ワンちゃんにとっても、心地よさそうです。
島津さん:寝転がっちゃうかもしれないね。
-では、最後に応援してくださっている方に向けてメッセージをお願いします。
島津さん:復興まで時間はかかると思うので、がんばってほしいというのと、自分たちもただ「見守る」というのではなくて、新しい天ヶ瀬温泉街をみんなで盛り上げよう!という参加の気持ちで応援していきたいね。今回のクラウドファンディングでも「自分たちでドッグガーデンをつくっていくぞ!」という感覚で、応援していただけると嬉しいです。
◉クラウドファンディングサイト
天ヶ瀬に、愛犬と過ごす「川の駅」温泉旅館 HONJIN をつくります!
応援期間:2023年3月7日(火)- 4月20日(木)
目標金額:530万円