2018｜Hiroshima
オフィスという空間における豊かさ考えたプロジェクトです。
多くのオフィス空間は、資料や物にあふれ、所有物により空間が埋め尽くされている場所が多い中で
シンプルさと、機能的な空間を求めました。
我々の職種上、いろいろな情報を取り扱い、常にあらゆるプロジェクトを思考しないといけない状況の中では
モノにあふれた場所では、視覚情報に占有され脳にストレスを与えてしまい散漫な状態となり働く場所として豊かではなくなります。
このような情報を減らす作業として、2階を仮眠室、倉庫・書類庫、トイレ、浴室というようなバック機能を固め、１階には極力モノを置かず、打ち合わせスペースと仕事場、カフェ&バーカウンターを
併設したワンルームとして計画しました。
そうする事により、寺院のような精神がコントロールできるような静かな状態を獲得し、資料が必要な時には上に上がるというちょっとした不便を設けることで、気持ちのスイッチを切り替える事が
できる場所となりました。
ここでは、機能を限定しすぎないプロダクト家具（作業テーブルが展示台や打ち合わせテーブルに、椅子が本棚、ベンチが展示台など）も、DIYで作成し、合板12mmというルールを設定し自作家具を
作成しました。
機能の為に物を用意しなすぎない事が豊かさにつながるという事、イベントなどの対応もしやすいという事を実験している場所にもなりました。
これからどんな使い方をしていけるか楽しみです。
場所｜広島市中区
用途｜オフィス
設計・監理｜STUDIO MOVE Co.,Ltd
施工｜PROCEED
2018｜Hiroshima