現状復旧を前提とし、建物の解体を制限された場所でのスタジオの計画です。
一般的なリノベーションでは、クロスの張り替えや塗装、既存の躯体に対してどんな事ができるのか、どんなマテリアルに変えていくかという事を考えますが、ここではスタジオという機能の小さな建築を配置するだけで、全体の空間をつくることができないかという事を考えました。壁のようであり、建築のようであり、家具のようである塊をぽんっと空間に置くことで、スタジオとしての背景をつくりだし、廻りに散りばめられた機材や小物がその空間に色をつけていくことを想像しています。
場所|福岡市中央区赤坂
用途|スタジオ
構造|RC造
規模|56.94m2
設計|STUDIO MOVE