広島の本通り商店街の三階に位置する矯正歯科の内装計画です。
医院の空間的イメージである白を基調としながらも、院長先生がアート好きという事からも白=ギャラリーと捉え、医院でありながらもアート性があるような特徴的な空間を生み出したいと考えました。
一方で本通り商店街という立地条件から、大きな商店街のアーチに位置しながら、その延長線上には、小さなアーチが連なるという体験としての連続性を目指しました。
白は清潔感を生み出し、木は医者と患者の安心感につながります。その間というのはどういう状態だろうか。
白や木というメイン素材を用いながら、その間のグラデーションを持った素材感や状態は空間における中間領域を作り出します。
アーチにより連続し、文節された空間はシーンの演出にも効果的な方法です。
歩くごとに見え方が異なるような、そこに訪れる患者さんや子供にとっても、安心感があり遊び心があり、また学びがある創造的な空間を目指していきたいと思います。
設計・監修:株式会社スタジオモブ
施工:有限会社プロシード