Office in Hiroshima

STUDIO MOVEとCOCOROの設計と施工がコラボする広島事務所のリノベーションです。

計画地は、もともとガレージを入れ子方式として、一画を事務所にしている場所で前面道路を挟み草花がきれいに連続する斜面となっており風が心地よく流れていました。

そこでこの環境を最大限に取り込みながら、外部空間から内部空間までの境界を設計することを考えました。
屋外からフラットに入れるこのオフィスでは、半屋外の職人が加工するためのスペースと、内部空間としての事務所としてのデスクワーク、またはミーティングスペース確保しました。半屋外スペースではイベントやボクササイズ、または映画鑑賞できるような多目的なスペースを設けることによって、人々の行為自体が事務所のファサードとなるような開かれたオフィスとなることを意図しています。
また、半屋外スペースと屋内スペースの間には、敷居を跨ぐようにベンチ、座卓、収納など多目的な縁側的な居場所による境界を設けています。
また、職人が使用する材料やストックなどがおかれる事もまた許容し、むしろその状況を見せることの魅力を最大限に生かす為に、ガレージのような天井、外部の素材を引き込んだタイルの壁、腐食しない亜鉛メッキの小屋により構築し、人や物により色づき、空間が背景でありながらも時に存在感を示す空間となる事を想定しています。

ここで働く事に誇りを持ち、共に集い、力を合わせることのできるオフィスであると考えています。



2016|Hiroshima

外観パースlow

内観パース2内観01

オフィスパース