2015｜Yamaguchi
山口県三陽小野田市の商業施設内での内装プロジェクト。
洋服や雑貨、宝石を扱うお店であり、同施設内に展開されている２つのお店を、規模を拡張しながら１つに統合された新業態店舗として設計しました。
様々な商品カテゴリーや、カフェ、イベントスペース、サロンなど多くのプログラムが混在する計画の中で、町家が立ち並ぶ風景を想像し、モールの中に小さな町をつくるような構成を考えました。その要素として、高さ700程度のCONブロックの擁壁を間仕切りとすることで、建築として未完成な基礎の状態を散りばめ、中心に置かれる高価な宝石を扱うサロンスペースには、小屋のように空間を囲うことで、ゆったり落ち着いたラウンジのような場所としました。小屋の廻りには、洋服や雑貨、イベントスペースとしての外のような場所をグリッド状に配置し、空間を緩やかに仕切りながらも、連続する抜け感を生み出してします。建築途中のような基礎の状態と、その場所に置かれる新しい商品によって、時間が過去から現在、未来につながっていくように、空間と商品が相対的に連続し、未来につながっていくようなお店となる事を想像しています。
場所｜山口県三陽小野田市
用途｜店舗
規模｜366.46m2
施主｜株式会社ローズ
設計/監理｜STUDIO MOVE
サイン｜イチマルイチデザイン株式会社
照明計画｜モデュレックス
施工｜株式会社船場
撮影｜exp 塩谷 淳
2015｜Yamaguchi