JINS宇部店 

敷地は山口県西部の宇部市。国道沿いに併設するように建築しています。近隣には大学や病院、市立図書館があるため、学生から家族連れまで地元の方々が立ち寄りやすい立地です。国道沿いに対しては直線的な敷地である一方で、裏側は複雑な形状を成しており、その敷地一杯に計画する必要がありました。そこで、この複雑な形状の敷地を活かし、そのまま地面が垂直に隆起したような建築をつくることを考えました。

宇部市内にはセメント工場が多数在ることから、セメントを構成する骨材から着想を得て、店舗の外観は重厚な印象の建築にしています。また、店外にベンチを設置することで公園のようにくつろげる空間を目指しました。

外壁は地面(アスファルト)が立ち上がったような表現となるように、ジョリパッドを採用。外部と内部は共に左官仕上げです。外部は塊を削ってできたように、内部は陰影が美しくなるように計画しました。

アーティストの壁画が描かれた内部は、植栽や什器を点在させることで賑やかな場を創出しています。また、基礎を作って木質の什器を浮かせたり、手掛けには丸みを持たせることで、重さを同居させる空間を意図しています。その重みがあることで、商品のメガネの軽やかさや色のバリエーション、品数が際立ち、楽しく散策できるような場になりました。

場所|山口県宇部市
用途|物販店舗
クライアント|株式会社ジェイアイエヌ
設計/監理|株式会社スタジオモブ
施工|株式会社スペース
撮影|exp 塩谷 淳

2021|Yamaguchi