2017｜kyoto
長岡天神駅のすぐ向かい側に位置する敷地にホテルの新築を計画するプロジェクト。
”木でビルを建てる”という事を実践し、自社ビルも既に木造5階建てを実現されている施工者兼クライアントの希望により、このプロジェクトにおいても木造を採用する事はプロジェクト初期段階でおおよそ決まっていました。ホテルという機能以上に、宿泊客だけでなく、周囲に住まわれる人たちや、京都に来られた観光客の方々がふらっと立ち寄れるような場所をつくりたいという想いから、私たちは1,2階に出来る限りの大きな気積を確保し、自由に集まる事のできるホールを計画しました。正面の入り口からはどこからでも入ることができ、前面の計画道路により建物をセットバックする必要があった空間は、余白として内部のホールと一体に利用できるような事を想定しています。そんな1,2階のパブリック要素の強いフロアをCON造とし、客室などのプライベートなフロアを木造とすることで、1つの建物だけど、2つの異なる建築が積み重なっていて、まるで街から自分の家に帰るような、そんな落ち着く体験が可能になるのではと想像しています。
場所｜京都府長岡京市
用途｜Hotel
構造｜RC造+木造（一部S造）
規模｜地上5階
設計｜OHA+MOVE 設計共同体
2017｜kyoto