雄大で海を受け止めるような、その境界にいるような建築物を目指します。
波打ち際は海と地上との境界線。存在してるようで曖昧な輪郭。4年半で終焉を迎える海に建つ建築と人とが戯れる仮設物的な居場所の提案です。
敷地で体感し、そこに存在すべき建築は、建築物として巨大に存在すべきではなく、まるで生物の始まりを示唆するような、骨格による力強さと繊細な柔らかさが共存するプラットフォームのような簡素な建築物であると感じました。
敷地の砂浜に描き、すでにその場所に建つ建築物は初めからそこにあったような、多くの人々が訪れるような名所となる事を望んでいます。