中国建築レポート。
濃く熱く、南京を食す、3日間の旅。本日より全7話にて連載スタートです。
旅は自分を大きくしてくれます。多種多様な価値観に出会い、そして自分を振り返ったとき、ふと気づく瞬間があります。いつの間にか握りしめているモノサシは、思っていたより大きいかもしれないし、案外とても小さいかもしれないし、歳を重ねるとまた変わっていくのかもしれないし。日常からすこし離れた場所での思考は、いろんな発見があり、旅の醍醐味かもしれません。
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① 南京の街
② 朝はモーニングからはじまる
③ 成果発表会
④ 五十嵐淳さんと、建酒談話
⑤ 水攻め
⑥ 弾丸建築ツアー
⑦ チリの建築家と磯崎新さん
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2019年8月13日|南京の街
日本からのオーバーブッキングにより、運よくビジネスクラス、送迎、ラウンジへと案内された幸先のよいスタート、からはじまった建築と酒(食)を楽しみに、夜23時。
南京の街に降り立つとお決まりのアジアの香りが鼻をつく。
ごみは路上に溢れ、湿度は高く蒸し暑い。
右も左もわからない駅に、迎えのはずの友人が忙しく来れないとの連絡を受けるも、日本から持ってきていたwifiを接続しwechatにて、タクシーの運転手に場所を伝えてもらう。三大ボイラーと言われているだけあり、住民は裸でうろつき、裸のまま食事をしていたり、火鍋を食べ発汗作用により体の熱を飛ばしているよう。
さぁ、明日は楽しみである世界の建築家によるLABIRDレクチャー&シンポジウム。
一息つき、相方と共にアンダーグランドな店で、チャーハンでもないような味のないべちゃっとした炭水化物と、水餃子、ビールにてその日を終えた。
ホテルはバナナ臭.… 匂いに敏感な我々は今後耐えられるだろうか。
つづく。