新築と解体 

16/07/04

スタジオモブでは現在3つのプロジェクトの現場が動いています。

本日は午前中に北九州の青葉台で進めている、戸建て住宅のリノベーションの現場にて、一部解体の上、下地の骨組みを工務店さんと確認しました。フレームを残しながら、新しい住まいのための空間を再構築していくプロジェクトです。

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午後からは福岡に戻り、南区の新築現場で建方です。ここでは、植物やそれらの道具を扱うお店として、建築ができる事によって、もともとその場所にある自然がより鮮明に感じらるフィルターとなるような状況を設計しています。

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そして、もう一つが先週末に現地にて打合せさせて頂いた、博多駅近くの住吉での解体現場。リアルな発信の場として、スタジオやオフィス、カフェ・バーなどの機能を合わせもつ、人と人とが繋がりを生むような空間を計画しています。先行して解体がスタートし、すでに既存躯体の表情がいい感じに現れてきています。

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未来へと進む新築と、ほんの少しだけ過去に遡る解体ですが、どちらも同じ躯体が立ち現れるという状態でも、そこには時間軸という真逆のベクトルが存在し、それぞれが空間に与える印象もまた全く別もののように感じられます。私たちは設計していく上で、それらの状態について正面から向き合い、より深く思考を傾けるべきのように感じます。