まめまきとひらめき 

16/06/10

最近の僕たちへの仕事の依頼は、このスペースが空いているのだけれども、何ができるかという最初期の話が有り難い事に多くあります。

それは、依頼される側として受け身になるのではなく、積極的に事業の一端を担える事にすごく喜びを感じる事ができます。

最初期からそのプロジェクトに関われると、最終的な機能と空間の結びつきが親密になり、大きく空間に影響を及ぼします。

それは建築家本位の空間が現れるでもなく、お施主さんの要望のみを聞き入れた空間でもない、想いが絡まり合い、一つになるような感覚かもしれません。

また、僕たちは最近、面白い人達と仕事ができる事に喜びを感じています。

グラフィック、ウェブ、企画会社さんや、建築家、構造家。そんな人たちとのアイデアのぶつけ合いは面白いという事他ならないです。

昨日、とあるプロジェクトでOHA(http://www.oharchi.com/)とスカイプミーティングを行っていると、4時間もの打ち合わせにはなっていたのですが、その中で2~3個のプロジェクトを行き来し、自分の想いや、相手の想い、考え、あるべき空間、はたまた単純にこんな場所が楽しそうという議論を行いました。

色々なアイデアを「まめまき」のように、とにかく、スケッチや参考、そして思考を複数ぶつけ合う中で、面白いアイデアの「ひらめき」に立ち会う事ができました。

これはまさに、四人の思考が結び付き合い、ゆるやかな時間、その過程があったからこその、最終的な方向性の確定につながったのだと思います。

一つの事に拘らない、あらゆるものを統合していく時代であるからこそ、こういう場所が楽しい、こういう方法論が新しいというような「ひらめきの繋がり」や「ストーリー」から何かの方向性を導いていけるような気がします。きっと、良いプロジェクトになります。

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