わたしたちはターミナルという機能に限定することなく、むしろ多様な関係性の生まれる場所として『舞台のあるターミナル』を提案します。目的地に向かうために立ち寄るターミナルでは、単に交通機関としての利用ではなく、この建築をきっかけとして未来へ、まちへ、自然へと進んでいけるはじまりとしての場所となっていく事を想定しています。
建築が可能な限り街に開かれることによって、施設内部の出来事がまちの出来事のように感じられ、自然とこの場所に人々が寄り添い、宮島の舞台となることで人と人の新しい関係性が生まれる存在となる事を目指しました。