扉を開けると、
ブロンズのメタルメッシュの軽やかな壁が出迎え、そこには女性のアイテム(化粧品や 香水、またはマツエクのメンテナンス商品など)が展示されたギャラリーボックスの空間に包み込まれる。
予算都合上とマンションリノベという事もあり、排水関係の移動は難しく、ただ、玄関入ってすぐに水回り作業スペースが見えるのも良くないので、意識を別のところにむける操作を行う。
まず案内されるのは、リラックスした香りと音楽が空間に満たされ、ギャラリーボックスの厚30mmの薄い集成材で作られたアーチ壁を抜けると待合スペースに通され、本日の施術内容についてヒアリングを行う。そこでは、コーヒーやハーブティが振舞われ、最高のひとときを過ごし癒される。
メニューを決めて、施術室へ 。
ギャラリーボックスを通り抜け、施術室では、リクライニングチェアが配置され、窓の外には 緑豊かな植栽が外を感じさせてくれる。 店舗カラーは、クライアントのセンスと対話を重ね、グレーピンクを採用したギャラリーボックスを中心に、床はグレー、壁や天井は清潔感ある白にまとめている。
建築空間に色彩を加えることにより、従来の白黒、素材のむき出しとは異なる挑戦でもありそれこそが、店舗に独自性を与え、コミュニケーションにより生まれる建築空間であると考えたからだ。
ストレスのないカラー、アプローチを体験しながら今日も女性は美しくなって 仕事や生活への活力、女性としての自信を得て岐路に帰っていくを想像している。