アインシュタインの方程式 

19/06/02

ついに!

念願の広島事務所へやってきました。

 

2年越しの広島上陸でしたので出発前夜はなかなか寝つけない(笑)

小学生の夏休み、おばあちゃんに会いにいくのを心待ちにしていたあの感覚。月末の忙しいときに行ってしまったもんだから連日徹夜の彼らには申しわけなかったのですが…。それでも、あたたかく迎えてくれて、時間をつくってもてなしてくれた二人には、ただただ感謝です。ありがとう。

 

今回の広島訪問の目的はふたつ。

●その壱|広島事務所の取材!

広島チームの紹介ができずじまいでしたので、ご案内できたらなーと。

●その弐|タイムマシーン研究報告会!

これは重要ミッションです。

先日、ブラックホールの写真撮影成功と話題になっていましたが、モブの宇宙研究会員としては何ともテンション上がります。報告会に備えてしっかり予習して挑まなくてはと、アインシュタインを予習し、相対性理論を予習し、映画インターステラーを予習。

が、しかし。ピタゴラスまで追いつかんやったー!次回までの宿題です。

(長くなるので、つづきは後ほど)

 

本題へ。

広島事務所に到着したのはちょうど18:30。

実はこの日、5月29日はおおながくんの誕生日ということでサプライズ㊙計画。ケーキと共におじゃましました。

Happy Birthday*

32歳、おめでとう。

 

事務所というよりは、アトリエというか実験所というかそんな印象で、これから試してみたいこと、楽しそうなこと、面白そうなこと、思いつくかぎり全部やってみたい!な気持ちが溢れんばかりにここに在る、って感じでした。

気になるモノがちらちらあるので「これなにー?」と尋ねると「これはね、ホームセンターで見つけたヤツでコートハンガー作ってみた」「こっちはねー、12㎜ボードでどこまでできるかシリーズ。ディスプレイ棚やってんけど使いづらいから今度テーブルに作りなおす予定。デスクもなー、作りながら図面が反転しとることに気づいて(笑)あ、12㎜シリーズのスケッチあるよ。みる?(うんうん、見る見る)せっかくやから額装しよう思って画材屋さん行って準備万端にしたんやけど、いざ清書!の頃にはもう忙しくなってて手付かず。で、現在に至る(笑)いつか飾りたいねんなー」

締切に追われ手を動かしながらも、声はたのしそうで、あぁきっと作るのたのしかったんだろうなー続きをやりたいんだろうなー、でも「宿題」も終わらせないかんのだろうなー、みたいな幸せなくうきに包まれて、「ここの詳細ってさー」と宿題に向かう二人の姿に、ほっこり癒されました。もはや母の気分(笑)

広島事務所のコンセプトは、オフィス空間における「ゆたかさ」とは?を、考えること。

横断的にプロジェクトを思考する日々のなか、情報過多な脳内で、いかにして心を静かに保てるか。閉じた空間での解放感、建物としての情報が少なくて、内から湧きでてくるように精神をコントロールできる場所。「無」からうまれる美しさ、みたいなものが「ゆたかさ」の源泉で、そこから自由に天真爛漫に大空であそんでいる気がしました。

 

アインシュタインの予習をしようと手にした本が茂木健一郎さんの著書で、何かつうづる所があったなと少しだけ紹介します。

人生とは出会いである。

人は、人と出会うだけではない。さまざまな思想や知識、感覚とも出会う。こんなにも素晴らしいアインシュタインの理論やその人となりにまだ出会っていない人がいるとは、なんともったいないことだろう。(すきなんだねー笑)

彼を含め、何かを成し遂げた人は信じる力が非常に強く必ず強い信念をもっています。それは、たんに宗教だけを意味するのでなく、ある価値観や世界観であったり、広い意味の信仰心です。自分の生き方の心棒を肯定し生涯をかけて追求するのは勇気のいることだけど、時代に合わせるのか、自分の信じるとおりに生きるのかが、天才になるか凡才で終わるかの分かれ道となるのでしょう。

天才は、才能というより生き方だと、ぼくは思います。

 

たしかに。

相対性理論発見がすごいんじゃなくって、彼の生き方というか姿勢というか、宇宙への愛というか、ものの見方捉え方に感銘を受けました。

「天才は勇気に比例する」

茂木さん呈するアインシュタインの方程式。

わたしも勇気ある人になりたいです。

 

相対性理論が証明されたのが、1919年5月29日の皆既日食。

そう、ちょうど100年前。

なにか運命を感じた日。

 

本日主役への素敵なプレゼントの贈り主は、もしかしてアインシュタインだったのかも。りんごが美味しい実となりますように。