Uomachi Plathouse BLDG.

福岡県北九州市の魚町商店街内に計画した複合施設の提案。

「街のプラットフォームをくつろげる家のように」

インターネットや携帯電話の普及に伴い、人の行動や過ごし方が多様に変わりつつある現代において、商店街の中の居場所についてもう一度、丁寧に考えることから始めることにしました。過去の記憶と現代の感覚が混ざりあう場所をプラットフォームとして従え、アーケードに面した通りには、ホテルのロビーのような機能を持ちながらも時としてオフィスや、ギャラリー、ライブラリー、イベント会場など、多様な使用方法を喚起させる場所をつくることが、とても重要だという答えにたどり着きました。機能的な場所と機能を決めない場所、歴史と現代性、動の静のアクティビティ、様々な価値観が混ざり合い、この場所から未来をつくっていくことができるような、そんな滞在することを軸とした居場所を魚町プラットハウスと名付け、くつろげる家のように柔軟な場所をつくりたいと考えています。

2016|Fukuoka

魚町PJ