Switchbar in HigashiShinsaibashi

既存店であるスイッチバーの改修工事を行いました。既存の空間は天井高さが2350mm,部屋の面積も111平米ととても圧迫感のあるような空間でした。地下に潜った場所にある事からよりそのように感じたのかもしれません。点検口から天井を除いてみるとなんと約1500のコンクリートの美しい天井が見て取れました。まるでお宝を発見したような感覚でした。
そこで、ホールに入った瞬間に驚きと高揚感を演出するように、アプローチ部分については、既存の低さを生かした設計を行いました。
現代において、記憶に残る事はもちろんの事、記録に残したくなるような(InstagramやFacebook)仕掛けを用意する事、つまりは、装飾的な要素を散りばめる事も同時にデザイナーの仕事になりつつあります。
ここでは、その仕掛けとしてエントランスにW1300×H1600の多肉植物による壁面グリーンを施し、そこをサインはめ込むようにシンボルを計画、また店内奥にはネオンサインの配置、ロッカーについてもグラフィックを設け、植物のショーケースもまたこの場所に来たというシンボルとなり、写真による記録が拡散され、社会に周知してもらう仕掛けを用意しました。
まるで、海外の映画館、ホテルに来たような電球のエントランスゲート、受付もまた人々を呼び込み、古さのデザインが新しいという時代に突入し、物の価値が、今後、さらに進む現代情報社会、未来は人々の感覚に訴えかけられる時代となっていく、そんな時代に沿った空間様式であると考えています。

場所|大阪市中央区東心斎橋
用途|飲食店
構造|RC造
規模|111m2
施主・サイン|株式会社トリックデザイン
設計/監理|STUDIO MOVE
施工|株式会社土手工芸
写真|exp 塩谷 淳

2017|Osaka