JINSキャナルシティ博多店

全国に展開するJINSはショップごとにテーマを設けるテーマ型店舗と、什器やサイン、商品であるメガネの配置方法などによりJINSらしさを表現した統一された店舗の二軸によって全国展開している。
今回クライアントが求めたものは、既存什器を流用しながらも、新たなJINSの価値を高める事を意図するような店舗としたいという事。
従来の空間は内装ができると什器がおかれ、最後にグラフィックが補足的に取り付けられています。 私たちの提案では空間と什器とサインが等価に扱われ共存していく事を考えます。
サインや、そこに置かれる家具やラックによって場所ができるような、そんな世界観をここでは提案します。
通常用いられる格子やフローリング張りやタイル張りのような素材感で表現するのではなく、グリッドによる抽象化させた表現として物の見え方、空間の在り方を変換させたいと考えました。
JINS什器の特徴としては、眼鏡を納めるグリッド状の仕切りにより一つ一つの眼鏡を際立たせるものとなっている。眼鏡という小さな商品のグリッドからの派生し空間をグリッドにより覆う事で、設置されるサインや開口部など運用上、設計上の基準として取り扱った。

場所|福岡市
用途|物販店舗
クライアント|株式会社ジンズ
設計・監理|株式会社スタジオモブ
施工|株式会社バウハウス丸栄
撮影|exp 塩谷淳

2019|Fukuoka