Dental Office in Noborimachi

広島の中心街でもある幟町で、既存のオフィスビルの一角に歯医者さんとして新しく計画するプロジェクト。
来院されるお客様を1人1人丁寧に対応したいという院長さんの思いから、受付をコンシェルジュのように想定し、各診療それぞれに個室の待合いをつけるなど、一般的な歯科診療とは全く異なる歯科医院を目指しました。
限りある面積の中で、小さな部屋をいくつか区切ると、どうしても狭く感じてしまう事から、歯科医院を構成する要素としての、区画される部屋と待合いのベンチ、建具と家具を等価に扱い、彫刻のようにパラパラと散りばめることで美術館のような歯医者を提案しました。ぐるりと柔らかく囲われた腰壁と上部のガラスにより、奥行き感を残しながらも、パラパラ置かれた建具や家具によって、緩やかに遮ります。ビル内に外と中の関係をつくることは、来院される方々にとっても、狭いという印象から落ち着きのある空間性へとシフトされるきっかけになる事を想像しています。


場所|広島市中区幟町
用途|歯科医院
構造|RC造
規模|83.99m2
設計/監理|STUDIO MOVE
照明計画|モデュレックス
施工|有限会社COCORO/有限会社プロシード
金物|カモクラフト
アートディレクター|UMA/design farm
撮影|exp 塩谷 淳

2017|Hiroshima